自治労青年女性 中央大交流集会に参加して
  
   土木支部・熊崎貴祥さん(兼・県本部青年部書記長)

7月11〜13日、山梨県山中湖で第19回自治労青年女性中央大交流集会(以下、中央交)が開かれました。
 台風8号の影響で当初参加予定数より500人以上減りましたが、全国から43県本部1600人以上が集まりました。

 初日は基調講演として「こんにちの経済と暮らしの焦点」と題し、埼玉大学伊藤修氏による講演に始まり、特別報告その1「原発事故から3年が経過した大熊町の現状」福島県本部大熊町職労 愛場学さん、特別報告その2「第16次アウシュビッツを訪ねる平和の旅に参加して」富山県本部 川辺由利さんらの報告を受け、集会は終了。

 その後、分会交流が行われました。3地連から仲間の取り組みをもとにした構成詩の内容は共感できることが多くあり、中でも一番印象的だったことは「自分たちが歩んで来たことを振り返る大切さ」でした。

2日目は中央交のメインでもある「職種別分散会」が行われました。職種ごとに分かれての分散会(グループワーク)は、日頃抱えている仕事の悩みなどを同じ職種だからこそ共感できることもあり、大いに盛り上がりました。
 参加者の一人は「自分の職種は特殊だから同じ職種の方はいないと思ってました。しかし、分散会で同じ職種の方がいて、その方たちが青年部長など組合の役員をしていることも知り、とても刺激になりました」と語っていました。
 この分散会は全国規模の自治労だからできることです。日頃は1人で悩むことも全国の仲間に相談できる仲間づくりが可能なのも、職種別分散会のもう一つの魅力です。
 職種別分散会後は越県交流(県と県の交流)、夕食後には県内交流と内容盛りだくさんです。


 最終日は、分散会報告後に記念講演「視点を変えて」をテーマに、人材育成コンサルタント 辛 淑玉氏の講演を参加者全員で聞きました。
 これが当たり前、「自己責任」と言われるものの先にあるのは、本当に私たちの社会を幸せにするのだろうか。少し、違った立場で考えてみると、違った姿が見えてくると語り、今私たち自治体職員が置かれている世の中の立場を東日本大震災の事例を交え語りました。その後はさまざまな事例を交えながら語っていただきました。
 この記念講演は近年では指折りに入るとても良い講演内容でした。

 中央交は2年に1度のため、次回開催は2年後です。第20回中央交には自治労名古屋から4人で参加できたら良いです。(今回2人)


最後に――


 この記事をお読み下さった組合員の皆さまへ。
 日々悪化する自治体職場を良くも悪くもするのもあなた次第です。組合は「何かをしてくれるモノ」ではありません。「何かをだれかとするモノ」です。今、何かに悩んだり戸惑っている方はそこから一歩前に出てみませんか?あなたが行動することですべてが始まります。1人でも多くの方の組合活動参加をお待ちしてます。

          自治労名古屋土木支部 東山管理課分会所属 熊崎貴祥










 

分散会で発表する熊崎さん